グローバルスペシャルセッション 《情報通信》
第2会場 【5A】
テーマ | 空間知 -ロボット知能化のためのあたらしい形- |
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キーワード | 空間知 、ロボット・テクノロジー 、ユビキタス・コンピューティング 、ヒューマン-ロボット インタラクション |
発表者 | 産業技術総合研究所 筑波大学 |
概要 | 本格的な人口減少社会を迎えるにあたり、生産現場やサービス分野における労働力不足が懸念されています。職場や家庭などにおいて人と共存し、協調して作業を行う知能ロボットは、不足する労働力の担い手として高い期待が寄せられています。 しかし、従来のロボット知能化の手法は、ロボット単体に作業に必要な全ての知識を持たせる必要があり、多様な物体が存在し、かつ、常に変化する実際の環境において、柔軟に作業を行うことは困難でした。 一方、近年の情報技術、コンピュータ技術、ネットワーク技術の進展により、ICタグに代表される超小型のコンピュータを環境の随所に配置し、有線/無線ネットワーク技術で相互接続し、環境情報を取得・提供するユビキタス計算環境が構築されつつあります。 このユビキタス計算環境とロボット技術が融合することにより、従来のロボット知能化手法では困難であった実環境での作業を容易にすることが可能となります。「空間知」とは、ロボットのみならず人間を含む知能体が実環境で行動するために必要な知識を環境システム側に内蔵し、提供するための新しい知識体系・知能構成です。 本セッションでは、先端の研究者4名の方々にご講演いただき、会場の皆様と共に、新しい知識体系・知能構成である「空間知」、並びに、ロボット技術の将来展望について広く意見交換を行います。 |
概要詳細 | 概要詳細 (Adobe PDF 316kB) |