研究紹介(実物展示概要)

13:30~15:30 体育館・4号館1階

情報科学科・学域
「コミュニティセントリックシステムに向けたソーシャルロボット開発」
山口・下川原研究室【フロアマップ 体育館:CS-01】

ロボットによるコミュニティ支援を目指し、人と共生しながら、人と人とを結びつけるソーシャルロボットの研究を行っています。人の動作や音声の情報、心拍センサや環境センサの情報などと連携した様々なロボットシステムに取り組んでいます。これまでに、博物館や資料館用の案内ロボット、会話中の状態を観測し話題を提示するメディエータロボット、店舗向け情報提示ロボットなどを開発しています。

会話を円滑にするメディエータロボット
(左)会話を円滑にするメディエータロボット
実店鋪におけるソーシャルロボットのデモンストレーション
(右)実店鋪における
ソーシャルロボットの
デモンストレーション
電子情報システム工学科・学域
「音の世界 ~聞こえる音と聞こえない音~」
大久保研究室【フロアマップ 4号館1階:EECS-01】
集束空中超音波を使った非接触音響ピンセット
集束空中超音波を使った
非接触音響ピンセット

世界には音があふれています。ヒトの可聴できる周波数帯域は一般には20Hzから20kHz程度までとされていますが、我々の暮らす世界には、聞こえる音から聞こえない音まで様々な音が存在します。本研究室では、そのような様々な音の計測と情報通信技術を駆使した識別・センシングの研究を行っています。このブースでは、そのいくつかを紹介したいと思います。

機械システム工学科・学域
「Robot as a Service (RaaS)のための知能化技術とプラットフォーム」
知能ロボット研究室(久保田)【フロアマップ 体育館:MSE-01】
RaaSの実現に向けたロボットの開発例
RaaSの実現に向けたロボットの開発例

近年、知能化とロボット化が急速に進み、Robot as a Service (RaaS)が注目されています。今年度は、RaaSを効率よく実現するために、情報支援用ロボットや環境計測用ロボットなど用途にあわせて容易にカスタマイズ可能なハードウェアプラットフォームの開発の他に、対話やジェスチャ、知的ナビゲーション、動的環境地図構築など知能化技術に関するソフトウェアプラットフォームの開発について紹介します。

「①EDIPS:製造業のサービス化のためのエデュテイメントツール
 ②ドローンIoTシステムを中核とする製品サービスシステムの開発
  設計工学研究室(下村研究室)の取り組み」
設計工学研究室(下村)【フロアマップ 体育館:MSE-02】

①製品サービスシステム(PSS)の設計においては、製品ライフサイクル全体を通じてサービスを提供し自社製品の価値を高めることが期待されています。しかしながら、例えば工学系の人材が、横断性の高いPSSやその設計の観点を習得することは決して容易ではありません。当研究室では、上記の観点を容易に体得可能なエデュテイメントツールであるEDIPSと呼ばれるビジネスゲームの開発を通じて、PSS設計の社会浸透に貢献しています。
②近年問題視されている農業分野の獣害発生エリアや大型災害の被災時など、人間が容易に立ち入れない環境における情報把握手段として、ドローンの活用が期待されています。しかし現状では、ドローンの操縦や導入コストなどの諸問題の存在により、例えば中小事業分野でのドローン導入における障壁が指摘されています。当研究室は以上の問題を解決し、中小事業分野におけるドローンの普及を加速するビジネスモデルをPSSの観点から提案する先駆的な研究に取り組んでいます。

①PSS体感エデュテイメントツール EDIPS
①PSS体感エデュテイメントツール
EDIPS
②ドローンIoTシステムを中核とするPSSビジネス構想
②ドローンIoTシステムを中核とする
PSSビジネス構想
「熱流から電力を生み出す~熱電変換を体験する」
機能材料物性研究室(菅原)【フロアマップ 体育館:MSE-03】
熱電変換モジュール
熱電変換モジュール

温水と冷水から、小さい電力を生み出す熱発電機を実演します。熱の流れから電力を生み出す熱電変換は古くから知られた現象ですが、現場への導入は困難でした。熱源を温冷水に限定し、効率のよい熱交換器を備えた小型発電機のプロトタイプを展示します。利用されずに捨てられる「廃熱」からのエネルギー回収技術の普及を目指します。

インダストリアルアート学科・学域
「KADEN Project 2019 -Design×Engineering Thinking-」
研究プロジェクト演習(5)【フロアマップ 4号館1階・IAギャラリー:IA-01】
Digital Contents EXPO 2018展示
Digital Contents EXPO 2018展示

KADEN Projectは、社会やユーザの要望を融合させ既存の製品開発とは異なる角度からのアプローチでデザインする、「新しい製品開発を実践する」ことを目指しています。これはシステムデザイン思考に基づいた統合知によって、今までにないモノづくりを行うためです。今年度は、コニカミノルタ株式会社との協働プロジェクトとして実施しました。新しい家電製品への応用提案を念頭においた実働するプロトタイプを発表します。

「島しょエリアの産業活性化プロジェクト」
Research core "serBOTinQ"【フロアマップ 4号館1階・IAギャラリー:IA-02】
シンポジウム2018でのプレゼン
シンポジウム2018でのプレゼン

本学のリサーチコア"serBOTinQ"では、最先端のICT、IoT、ロボット技術を活用し、デザイン思考を応用したアイデア創出→具体化→事業化といった一連のプロセスに対して学際を越えた複数教員と協力企業が一体となって取り組んでいます。本プロジェクトでは、serBOTinQでの成果を活用し、昨年度より取り組んできた成果と今後の展望について紹介します。

「自立型EVパーソナルモビリティの提案」
トランスポーテーションデザインスタジオ【フロアマップ 4号館1階・IAギャラリー:IA-03】
自立型EVパーソナルモビリティの実物大モックアップ
自立型EVパーソナルモビリティの
実物大モックアップ

観光都市東京への来訪者は年々増加の一途を辿っています。展示の乗り物は外国から東京を訪れたお客様が、迷うことなく東京を巡ることができる観光用パーソナルモビリティです。もちろん日本のお客様も大歓迎。発想のヒントは人力車。東京観光のイメージを最も表す乗り物をイメージしています。操作パネルに自国語で行き先を入力すれば2輪の自立+自律走行で観光案内をしてくれるという乗り物です。

学外機関
「公社が支援する多摩地域の優れた中小企業」
公益財団法人東京都中小企業振興公社【フロアマップ 体育館:OT-01】

創業から新製品・新技術開発(産学共同開発も含みます)、デザイン導入・活用による生産性向上など新たな分野に果敢に挑戦する都内中小企業や創業予定者を経営面から支援する東京都の団体です。
今回は多摩地域の優れた支援企業2社(サイエンスと匠の技の融合により画期的なガラス製品を創造するメーカーとWEB版社内生産管理システムを開発し、一貫対応ができるパイプ・板金メーカー)をご紹介します。

武州工業(株)スマホIoT機器「生産性見え太君」
武州工業(株)
スマホIoT機器「生産性見え太君」
(株)鬼塚硝子 オーダーメイドX線管
(株)鬼塚硝子
オーダーメイドX線管
「3Dプリンターでバイオリン、その設計と製作」
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター【フロアマップ 体育館:OT-02】
演奏可能な3Dプリンター製バイオリン
演奏可能な3Dプリンター製バイオリン

(地独)東京都立産業技術研究センターは、①X線CTスキャナと光学式3Dデジタイザによる木工製バイオリンからの設計データの収集、②3D-CAD系ソフトウェアによるリバースエンジニアリングと再設計、③CAEによる解析及び④ハイエンド級3Dプリンター群による部品製造、などを通じ実際に演奏可能な3Dプリンター製バイオリンを設計・製作しました。実物展示も含め、その概要を紹介します。

「①首都圏西部地域イノベーション戦略
 ②女性研究者の活躍推進を実現する“関東プラットフォーム”の創生と全国展開」
一般社団法人首都圏産業活性化協会【フロアマップ 体育館:OT-03】
くらしを支えるロボットパートナー(写真提供/システムデザイン学部久保田研究室)

くらしを支えるロボットパートナー
(写真提供/システムデザイン学部
久保田研究室)

①首都圏西部地域の産学官金14機関が共同で「首都圏西部スマートQOL(Quality of Life)技術開発地域」構想を策定し、「研究機能・産業集積高度化地域」として都市課題解決と持続的発展可能な活力ある地域づくりに貢献しております。②女性研究者の研究環境整備や研究力向上、女性研究者の上位職への積極登用に向けた取組を通じて、女性研究者が地域・機関を越えて継続的に活躍できる環境の構築を目指します。

 
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