研究紹介(実物展示概要)

13:00~16:00 体育館ほか

「超小型衛星とカンサット」
佐原研究室(航空宇宙システム工学)

当研究室では継続的な理学的挑戦を担う超小型衛星として、バイナリブラックホール探査衛星ORBISの開発を進めています。衛星開発では個々の機器開発の他、システムエンジニアリングやプロジェクトマネジメントの実践が必要であるため、超小型模擬人工衛星カンサットの開発と打上を通してその修得に努めています。当日は実際に振動試験を行ったORBISの熱構造モデルと、幾つかのカンサットを展示します。

バイナリブラックホール探査衛星ORBIS
バイナリブラックホール探査衛星ORBIS
   
ブラックロック砂漠で走行中のカンサット
ブラックロック砂漠で走行中のカンサット
「PSS理念体感ゲームEDIPSの開発」
下村研究室(知能機械システム※)
ビジネスゲームEDIPS
ビジネスゲームEDIPS

当研究室では、PSS(製品サービスシステム)の理念教育のためのビジネスゲームEDIPSの開発を行ってきました。これまでに多くのワークショップを開催し、国内外から高い評価を得ています。ビジネスゲームとは、ビジネスの疑似体験を通じて、経営戦略やビジネススキルなど「経験」や「直感」を体感的に学ぶ道具です。EDIPSは、PSSのような新しい理念の意義や有用性を、ゲームを楽しみながら理解できることから、高い学習効果が期待できます。

「多元的デジタルアーカイブズ・シリーズ」
渡邉研究室(インダストリアルアート)
ヒロシマ・アーカイブ
ヒロシマ・アーカイブ

「ヒロシマ・アーカイブ」など、時代の経過とともに散逸していく戦災・災害の資料を地元の人々とともに収集し、デジタル地球儀にマッピングしたデジタルアーカイブズ・シリーズを展示します。また、トップダウン・ボトムアップの災害情報をリアルタイムにマッシュアップする「台風リアルタイム・ウォッチャー」も 体験できます。

「アルゴリズムとデータ構造 集中デザインワークショップ」
H27年度首都大学東京教育改革推進事業

近年、エンジニアやインターンの採用に際し、プログラミング面接が行われるようになりました。しかしながら、アルゴリズムやデータ構造は、自ら設計・実装した経験がなければ、突然書けるものではありません。そこで、アルゴリズムやデータ構造の基礎知識、設計から実装まで一貫して身につける集中ワークショップを行いました。学部の早い段階からスピード感をもって自ら調べ、自ら考え、自ら実装ができる実践的な能力を養います。

「スマートデバイス連携型ロボットパートナー」
久保田研究室(知能機械システム※)
スマートデバイス連携型ロボット(iPhonoid,iPadrone)
スマートデバイス連携型ロボット
(iPhonoid,iPadrone)

我が国においては独居高齢者の増加、孤立死の増加が社会問題となっています。そのような社会背景において、久保田研究室では独居高齢者の見守りやコミュニティ支援のため、iPhoneなどを始めとしたスマートデバイスを「ライフハブ」として機能させるロボットパートナーシステムを提案しています。本日はロボットパートナー「iPhonoid」「iPadrone」を展示し、スマートデバイスならではの機能を活用した、コミュニティ支援について紹介します。

「人と人をつなぐコミュニティ支援ロボット」
山口研究室(情報通信システム)
コミュニティ支援ロボット
コミュニティ支援ロボット

人を支援するロボットの研究を基礎として、人と人をつなぐコミュニティ支援ロボットの研究開発に取り組んでいます。遠く離れた場所に住む人同士をつなぐテレプレゼンスロボットや、人との対話から興味や関心を収集し、その人にあった情報を提供する対話ロボットを開発しています。これらロボットは、様々な研究機関と共同で開発され、RTコンポーネントやRSNPなどを利用して一つのシステムに統合されています。

「IMSS:Interactive Modular Screen Structure
インタラクティブなモジュール構造を用いた光の空間創出」
Adams、馬場、土屋、串山研究室(インダストリアルアート)
IMSSプロジェクト
IMSSプロジェクト

私たちはインタラクティブなモジュール構造を用いた光の空間創出のためのインタフェースを開発しました。ひとつのモジュールはとてもシンプルですが、複数あることによって単純な動きも複雑化され、空間に美しい陰影を作り出します。動きと色が変化するモジュールを積層することで、従来とは違った立体的なサイネージなどの情報発信の手段としても活躍する新しい空間のカタチを提案します。

「日本の規格にあったトレーラーハウスの開発」
Mobipo開発チーム
体育館 屋外
小型トレーラーハウスの使用イメージ
小型トレーラーハウスの使用イメージ

日本の都市形状に合わせた移動しやすい規格のトレーラーハウスの研究です。日常的な使用を含め災害初期にも使用可能なソリューションの研究です。

「人工生物歩行コンテスト」
創造的ロボティクス演習
競技の様子
競技の様子

本コンテストでは、学部授業「創造的ロボティクス演習」の最終的な成果発表を行うことを目的とし、学部生が「想像力と創造力」、「思考力と試行力」を養いながら、開発したロボットを用いて、タイムトライアルコンテスト(13:30~14:00)、フラッグストライクコンテスト(14:00~14:30)を行います。単に、ロボットを開発するだけでなく、独自の人工生物の形態を考えロボットを創造しています。ぜひ最後まで御覧ください。

「KADEN Project 2015 -ウェアラブルセンシング-」
システムデザイン研究科 KADEN Project 2015 メンバー
新実験棟 4号館1階
Digital Contents EXPO 2014の様子
Digital Contents EXPO 2014の様子

KADEN Projectは、社会やユーザの要望を融合させ既存の製品開発とは違う角度からのアプローチでデザインする、「新しい製品開発を実践する」ことを目指しています。これはシステムデザインによる統合知によって、いままでにないモノづくりを行うためです。今年度はウェアラブルセンシングをテーマに、生活者のデータを活かして何ができるかを考えました。新しい家電製品への応用提案を念頭においてプロトタイプを発表します。

「多言語対応案内ロボット チリンロボット デモ」
東京都立産業技術研究センター ロボット事業推進部
チリンロボット
チリンロボット

東京都立産業技術研究センターが開発したロボット構築の基盤となるT型ロボットベースと、これを使用した多言語対応案内ロボット‘チリンロボット’をご紹介します。このロボットは、人間を判別し音声の指令により追随して移動、独立行政法人情報通信研究機構の音声認識サーバーを利用して、現在は日本語、英語の会話を理解して音声応答します。今回は、追随移動と会話のデモをご覧いただきます。

「心と体のあたらしいモニタリングシステム」
松井研究室(経営システムデザイン)
高齢者の見守りに加え、睡眠の深さと無呼吸のモニターリングが可能なシステム
高齢者の見守りに加え、
睡眠の深さと無呼吸の
モニターリングが可能なシステム

小型のドップラーレーダーやサーモグラフィーなどを用いて呼吸や心拍、体温などのバイタルサインを計測し、感染症発症やうつ傾向の有無、睡眠の深さの判定などを行う4種類の「心と体のあたらしいモニタリングシステム」を出展します。①と②は主にからだ、③は心、④はその両方をモニターします。
①感染症スクリーニングシステム(KAZEKAMO,KAZEKAMOTACHI)②ロボドクター③うつ傾向のスクリーニングシステム(UTSUKAMO)④睡眠の深さと無呼吸のモニタリングシステム

※平成27年度から、「ヒューマンメカトロニクスシステムコース・学域」は、コース・学域名を変更しました。

 
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