17:00～18:00 2号館2階大講義室A
講演者：市村 匠 県立広島大学准教授
「スマートフォンベース・ユーザ参加型主観的情報収集システムと分析手法について」
概要
GPSなど多様なセンサーがあるスマートフォンを用いて、数値や自然言語、写真等の多次元的かつ利用者の主観的情報をリアルタイムに収集する研究が行われています。
私たちの研究グループでは、旅行者の投稿によって観光情報を収集するAndroidアプリケーションを開発しました。開発したアプリで、収集された主観的情報をソフトコンピューティング手法により分析した結果、魅力的な観光情報や新規性のある観光地を発見しています。
さらに、ユーザのリクエストだけでなく、気分に応じて観光情報をリコメンドする「観光コンシェルジュ」を開発しました。
開発したアプリを通じて、スマートフォンの利活用方法を提案します。
【開催報告より】
市村先生は県立広島大学の広島地域連携センター長も務められており、広島の観光振興プロジェクトに関連したご研究について紹介されました。開発したシステムにより収集された情報を解析することで、魅力ある観光地の発見に成功した事例などについて、一般の方にもわかりやすくご講演いただきました。
また、夕方５時からの開催ということもあり、お仕事帰りの方など、このイベントから参加された企業の方も多く、その後のパネルディスカッションも含め、遅い時間まで盛況でした。
