システムデザインフォーラム2018 開催報告

日野キャンパス正門
日野キャンパス正門

【日時】 2018年10月3日(水)13:30~17:45
【会場】 首都大学東京日野キャンパス

10月3日(水)、日野キャンパスにおいて、システムデザインフォーラム2018を開催しました。本フォーラムは、システムデザイン学部・研究科の研究教育活動を、学内外に広く紹介することを目的に、毎年開催しています。今年度も、研究紹介と講演を柱として開催しました。

研究紹介会場(体育館、4号館 13:30~15:30)

システムデザイン学部・研究科に所属する研究室及び研究グループ等が、ポスター展示や実物展示を行い、最新の研究成果や取り組みについて紹介しました。また、新たな企画として、システムデザイン学部・研究科ならではの先端的・学際的な研究シーズを、ショートプレゼンテーション形式でご紹介する「シーズ紹介」も行いました。産学公連携や大学院入試に関する相談コーナーも設け、個別にご相談を承りました。

本学学生はもちろんのこと、他大学の学生、教員、研究者、企業、高校生など、幅広い層の方々にご来場いただき、「研究について直接お話を聞けたり、内容を目にすることができ、有意義な機会となった。」「理系の知識がなくても楽しめるブースが多く、とても勉強になった。」「想像していた以上にいろんな研究があって楽しめた。」「大学院入試に関する情報が得られてよかった。」と、好評を得ました。

研究紹介会場の様子(体育館)
研究紹介会場の様子(体育館)
実物展示(体育館)
実物展示(体育館)
シーズ紹介(体育館)
シーズ紹介(体育館)
実物展示(IAギャラリー)
実物展示(IAギャラリー)

講演会場(2号館2階大講義室A・B 16:00~17:45)

今年度は、大講義室Bをメイン会場、大講義室Aをサブ会場とし、メイン会場の映像をサブ会場にリアルタイム中継することで、約250名の方に聴講いただきました。

前半は、本学システムデザイン学部の小町守准教授による学内講師講演を行いました。「言語はなぜ人工知能の問題になるか」と題し、人工知能を理解し活用するためには「ことば」が重要な役割を果たすことや、自然言語処理の歴史の中で登場・発展したニューラル機械翻訳による流暢な翻訳の仕組み、周辺の文脈単語を予測するニューラルネットワークの構築による単語ベクトルの学習等について、東京オリンピック・パラリンピックの際にも活用が期待されている翻訳システムVoiceTraの動画紹介を交えながら解説しました。

後半は、特別招待講演として、エンジニアの山本一成氏をお迎えしました。「人工知能はどのようにして名人を超えたのか、そして我々の未来はどうなるのか」と題し、名人を倒した将棋ソフトPonanzaの作者である講師自身の学生時代の経験やPonanzaの開発秘話を軸に、AIが学習し成長するとはどういうことなのか、「深層学習」というキーワードや身近で分かりやすい事例を踏まえ、人工知能研究の最前線で知ったこれまでとこれからの話と、AIとの向き合い方について講演いただきました。来場者からは「これからの時代は、AIや人工知能が大事だということを知った。時代が変化していくと感じられた。」「専門家からAIについて詳しく知ることができてよかった。」といった声が聞かれました。

講演会場の様子
講演会場の様子
山本氏の講演
山本氏の講演

※学内講師の小町准教授による、特別招待講演の内容をまとめたサイト(https://togetter.com/li/1272924)は、講演後も多くの方々に閲覧していただいています。

 
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