13:30~15:30 体育館・4号館1階
情報科学科・学域
「音光変換デバイス"Blinky"とビデオカメラを用いた分散音響センシング」
小野研究室【フロアマップ 体育館:CS-01】
私たちは「光で音を見る」新しい音情報処理の研究をスタートしました。この研究では、マイクロホンとLEDにより音の強さに応じて光の強さが変わるBlinky(ブリンキー)という小型デバイスを開発し、これを分散配置してビデオカメラで観測することにより、有線接続や無線通信を用いず、広い範囲の音の情報を光で集めます。本展示ではBlinkyの実物や、音の位置推定、雑音除去などの応用について紹介します。
「コミュニティセントリックシステムに向けたソーシャルロボット開発」
山口・下川原研究室【フロアマップ 体育館:CS-02】
人と人を結びつけるソーシャルロボットの研究を行っています。センシング技術と組み合わせたインタラクションによって、人からアクティブに知識を収集するシステムを提案しています。表情や音声情報、生体情報などを活用し、雑談対話などによって季節情報などをアクティブに収集することで、ローカルコミュニティにおける常識を獲得可能なロボットシステムを目指しています。
電子情報システム工学科・学域
「生体情報を用いた疾病早期発見システムの研究」
松井研究室【フロアマップ 体育館:EECS-01】
小型のドップラーレーダーやサーモグラフィなどを用い、呼吸・心拍・体温などの生体情報をモニタリングすることで、心と体の問題に取り組む研究を行っています。感染症やうつ傾向の有無、睡眠の深さ、慢性閉塞性肺疾患(COPD)などを判定するデバイスを開発してきました。フォーラムでは開発中のデバイスを展示します。
「音の世界と工学応用 ~聞こえる音と聞こえない音~」
波動情報工学 大久保研究室【フロアマップ 4号館1階・IAギャラリー:EECS-02】
世界には音があふれています。ヒトの可聴できる周波数帯域は一般には20kHz程度までとされていますが、我々の暮らす世界には、聞こえる音から聞こえない音まで、様々な音があふれており、これをうまく使いたいですね。本研究室では、ヒトが聴こえない可聴域外の音の計測・識別・センシングなど様々な利用をしています。このブースでは、そのいくつかを紹介したいと思います。
機械システム工学科・学域
「システムデザインで支援するアクセシブルスポーツ」
傾斜的研究費(全学分)学長採択枠【フロアマップ 体育館:MSE-01】
本研究では、アクセシブルスポーツを支援するためのシステムデザインの研究として、システムデザイン学部を中心に健康福祉学部の協力のもと進めている以下の2つのプロジェクトを紹介します。
- 車椅子楽器・プロジェクト : 車椅子スポーツを支援する!楽しくトレーニングできる車椅子楽器
- ロボッチャ・プロジェクト : 誰もが同じクラスで楽しめる「ロボッチャ」の開発
「スマートデバイスを用いた人に優しい情報支援システム」
久保田研究室【フロアマップ 体育館:MSE-02】
本研究室では、スマートデバイスを用いたロボットパートナーシステムを提案しています。ロボットパートナーとのコミュニケーションを用いて健康意欲の創発や、社会参加を促し、見守り支援を行うことでロボットパートナーが生活の一部になることが可能になるように研究開発を行っています。今回は「iPhonoid」など、ロボットパートナーを展示し、スマートデバイスならではの機能を活用した、コミュニティ支援について紹介します。
「EDIPS:製造業のサービス化のためのエデュテイメントツール」
下村研究室【フロアマップ 体育館:MSE-03】
製品サービスシステム(PSS)の設計においては、製品ライフサイクル全体を通じてサービスを提供し自社製品の価値を高めることが期待されています。しかしながら、例えば工学系の人材が、横断性の高いPSSやその設計の観点を習得することは決して容易ではありません。当研究室では、上記の観点を容易に体得可能なエデュテイメントツールであるEDIPSと呼ばれるビジネスゲームの開発を通じて、PSS設計の社会浸透に貢献しています。
「ドローンIoTシステムを中核とする製品サービスシステムの開発」
下村研究室【フロアマップ 体育館:MSE-04】
近年問題視されている農業分野の獣害発生エリアや大型災害の被災時など、人間が容易に立ち入れない環境における情報把握手段として、ドローンの活用が期待されています。しかし現状では、ドローンの操縦や導入コストなどの諸問題の存在により、例えば中小事業分野でのドローン導入における障壁が指摘されています。当研究室は以上の問題を解決し、中小事業分野におけるドローンの普及を加速するビジネスモデルをPSSの観点から提案する先駆的な研究に取り組んでいます。
航空宇宙システム工学科・学域
「ハイブリッドロケットに使われている技術」
燃焼・推進工学 櫻井研究室【フロアマップ 体育館:AA-01】
現在、宇宙分野では超小型衛星を用いた地上観測が盛んになっています。一方で、超小型衛星を打ち上げるためのロケットは限られており、その需要に応えられていない現状があります。当研究室では安全性が高く、低コストなハイブリッドロケットの研究開発を行っています。今回はハイブリッドロケットに使われている様々な構成部品を展示します。
インダストリアルアート学科・学域
「KADEN Project 2018 -Design×Engineering Thinking-」
研究プロジェクト演習(5)【フロアマップ 4号館1階・IAギャラリー:IA-01】
KADEN Projectは、社会やユーザの要望を融合させ既存の製品開発とは異なる角度からのアプローチでデザインする、「新しい製品開発を実践する」ことを目指しています。これはシステムデザイン思考に基づいた統合知によって、いままでにないモノづくりを行うためです。今年度は、コニカミノルタ株式会社との協働プロジェクトとして実施しました。新しい家電製品への応用提案を念頭において実働するプロトタイプを発表します。
「島しょエリアの産業活性化プロジェクト」
Research core "serBOTinQ"【フロアマップ 4号館1階・IAギャラリー:IA-02】
本学のリサーチコア"serBOTinQ"では、最先端のICT、IoT、ロボット技術を活用し、デザイン思考を応用したアイデア創出→具体化→事業化といった一連のプロセスに対して学際を越えた複数教員と協力企業が一体となって取り組んでいます。本プロジェクトでは、serBOTinQでの成果を活用し、島しょの産業活性化のための「次世代ソリューション開発ワークショップ~島しょ活性化をテーマとした高校生によるアイデアソン~」の成果を紹介します。
「自立型EVパーソナルモビリティの展示」
トランスポーテーションデザインスタジオ【フロアマップ 4号館1階・IAギャラリー:IA-03】
観光都市東京への来訪者は年々増加の一途を辿っています。展示の乗り物は外国から東京を訪れたお客様が、迷うことなく東京を巡ることができる観光用パーソナルモビリティです。もちろん日本のお客様も大歓迎。発想のヒントは人力車。東京観光のイメージを最も表す乗り物をイメージしています。操作パネルに自国語で行き先を入力すれば2輪の自立+自律走行で観光案内をしてくれるという乗り物です。
学外機関
「公社が支援する多摩地域の優れた中小企業」
公益財団法人東京都中小企業振興公社【フロアマップ 体育館:OT-01】
創業から新製品・新技術開発(産学共同開発も含みます)、デザイン導入・活用による生産性向上など新たな分野に果敢に挑戦する都内中小企業や創業予定者を経営面から支援する東京都の団体です。今回は多摩地域の優れた支援企業2社(高機能と機能美を備えたチューブポンプのリーディングカンパニーと国産唯一のPBF方式3Dプリンターメーカー)をご紹介します。