13:30~16:00 体育館ほか
概要
来場者に体験いただける研究紹介の実物展示、産学公連携事例の紹介、学修成果発表、学生サークル活動紹介などの展示を行います。
研究紹介(来場者体験型実物展示)
「PSS理念体感ゲーム EDIPSの開発 ~製品とサービスの高度統合を実現する人材育成ツール~」
下村研究室(ヒューマンメカトロニクスシステム)
13:30~16:00 体育館
近年、製造業のコモディティ化や環境問題の深刻化に伴い、従来の製品を中心に考えるビジネスモデルから、製品とサービスを高度に統合し価値を創出する製品サービスシステム(PSS : Product Service Systems)を中心としたサービスを中心に考えるビジネスへの転換が急速に進んでいます。
PSSを設計し、開発するためには、製品とサービスの組み合わせによって発揮される価値に着目することが重要ですが、そのためには、今後の製造業を担う技術者が、従来の製品の捉え方とは異なる観点を習得することが求められています。
このような背景のもと、私たちは、PSSの理念を教育するためのビジネスゲームEDIPSの開発を行ってきました。ビジネスゲームとは、ビジネスの疑似体験を通して、経営戦略やビジネススキルなど「経験」や「直観」を体感的に学ぶ道具です。
本ツールは、PSSのような新しい理念の意義や有用性を、ゲームを楽しみながら理解できることから、高い学習効果が期待できます。
産学公連携事例の紹介(実物展示)
「MOBIPO ~移動可能なコミュニティー空間~」
情報通信システム、インダストリアルアート
13:30~16:00 14号館向い
MOBIPOは多層に展開できるトレーラーハウスです。
首都直下地震などの災害を想定し、狭い場所を有効に利用できるよう輸送時は1階建て、設置時は2階建てに展開可能です。
用途としては案内所やイベントスペースなどの移動式のコミュニティースペースのほか、住居、食堂としての利用、さらに、災害時には、複数のMOBIPOを集積することで、仮設庁舎や応急救護施設などの用途で使用することも想定しています。
MOBIPOは、Mobility Portの略称です。ポートには、「港」という意味に加え、コンピュータ用語の「接続」という意味があります。
MOBIPOにより、どこかでだれかに「繋がる」という意味と移動可能であることを含めてネーミングしました。
「T型ロボットベースと制御ソフトウェア」
東京都立産業技術研究センター
東京都立産業技術研究センターが開発したロボット構築の基盤となるロボットベースと、これを使用したロボットを展示します。
このロボットベースは日本発の国際規格であるRTミドルウェアのRTコンポーネントや、計測制御機器などで広く使われているLabVIEWのソフトウェアインタフェースから制御できます。また、安価なシングルボードコンピュータでもロボットベースを制御できるように改良したファームウェアとRTコンポーネントも開発しています。
このロボットベースを組み込んだコンシェルジュロボットを情報通信システムコース・山口研究室と共同で研究開発しています。
学修成果発表(実物展示)
「ロボットコンテスト」
ヒューマンメカトロニクスシステム
(久保田直行教授、武居直行准教授、和田一義准教授、履修学生)
体育館
第1部 タイムトライアルコンテスト 13:30~14:30
第2部 フラッグストライクコンテスト 15:00~16:00
本ロボットコンテストでは、ヒューマンメカトロニクスシステムコースの授業「創造的ロボティクス演習」を受講した学生たちが開発したロボットを用いて競技を行います。
この授業では、グループ単位で歩行ロボットのプロジェクト開発を体験し、ロボットの開発に必要な技術の理解を深めることを目的としています。具体的には、「人工生物の新しい歩行」というテーマを学際的な観点から、「想像力と創造力」、「思考力と試行力」を養いながら歩行ロボットの開発を行います。また、歩行に適したロボットの形態を創造することを通じて、人間や生物について様々な観点で考えることも実践しています。
このロボットコンテストの競技として、速さを競うタイムトライアルコンテストと目標物をより早く倒すことを競うフラッグストライクコンテストを実施します。
「みらいKADEN プロジェクト2014」
ヒューマンメカトロニクスシステム、インダストリアルアート
(教員、履修学生)
13:30~16:00 体育館
授業科目名:研究プロジェクト演習「みらいKADENプロジェクト2014」
「みらいKADEN プロジェクト」は、異なる専門分野間のコミュニケーション能力や実践的な問題解決能力を涵養するヨコの教育に重点を置くことで、タテの教育も推進しています。
このプロジェクトでは、エンジニアリングとデザインの異なる学問分野が統合されている本研究科の環境を生かした、工学系学域のもつ技術(SEEDS) と社会やユーザの要望(NEEDS) を融合させ、既存の製品開発とは違う角度からのアプローチでデザインする、「新しい製品開発を実践する」ことを目指しています。
今回のプロジェクト活動は、動物園協会及び上野動物園の協力のもと、未来の動物園のための「動物園から学びを伝える新しい体験ツールの提案」を目的に、学生が自ら発想し、イノベーティブな製品デザインと実働するプロトタイプを制作しています。
フォーラムでは、3か月弱の短い研究活動期間の中、グループワークによりお互いの理解を深めながら協働創造した成果を発表します。
学生サークル活動紹介(実物展示)
「制作したゲームの展示とゲーム制作体験」
学生サークル「AR改」
13:30~16:00 体育館
「AR改」はゲーム制作サークルです。
本展示では、AR改の学生が制作したゲームを展示します。
アクション、シューティング、RPG、すごろく、音楽ゲームなど多種多様なジャンルのパソコン用ゲームや対戦型のシューティングゲーム、さらにスマートフォン(Android)で動くゲームも展示します。
また、ゲーム制作に興味のある方向けに、事前知識不要のゲーム制作体験も実施いたします。ゲームの好きな方や、ゲーム制作に少しでも興味のある方はぜひ当展示へお越しください!